【本】LIFE アンドレス・イニエスタ自伝
2017年に出版された本なので比較的新しめの自伝になります。
ただ、イニエスタ本人が自分のことを話す形ではなく、信頼するライターさんがイニエスタ本人とその関係者(当たり前だけど超豪華)の話を織り交ぜてイニエスタについて記しているという形なので自伝というタイトルに惹かれて読むと若干の拍子抜けがあるかもしれません。
関係者が総じて語るのはイニエスタが「サッカーの天才であること」そして「ピッチ内外を問わず人格者であること」。
もちろん人間的にもサッカープレイヤーとしてもそれは最高なんですけどそれが故に自伝としてはパンチ弱めかなという感じがします。
前述の通りの形式で話が進むため、イニエスタがどう考えていたかをイニエスタ本人の言葉で語る部分が少なく感じられてしまうので他のサッカー選手の自伝と比較すると・・・という。
とはいえ、日本への移籍が決まってからイニエスタを知った人がイニエスタの足跡を知るにはとても良い本になっていると思います。
ピッチでの輝きばかりがフォーカスされがちですがその過程に存在する挫折や苦悩を知るとより一層イニエスタが日本に来てくれたありがたみも感じられますし応援したくなるのではと思います。