【本】J2&J3 フットボール漫遊記
ありそうでなかった(と思う)文化としてのJリーグとその地域にあるJリーグクラブそれぞれの歴史と未来について語られたJリーグファン必読の本だと思います。
サッカーが上手い人が集まって試合するのがプロサッカー、ではなくて当然クラブとしての運営や地元の人たちの理解や応援あってのJリーグであることの重要性を改めて感じて、そういった歴史や重みを背負ってプレーしているJリーガーの勇姿を改めていろんな地域のスタジアムに足を運んで直接観たい、と思いました。
ブラウブリッツ秋田の章における「J3とBリーグがある街にて」では、今まさに我が地元熊本でもヴォルターズ熊本という2部リーグ西地区首位を走る勢いのあるプロバスケチームとロアッソ熊本という今季J3を戦うプロサッカーチームが共存するという非常に似通ったケースの内容だったので、勉強になることが多かったです。
そんな感じで、自分の贔屓チームじゃない章でも贔屓チームとの共通点なんかが見つかると面白いなと思えるし贔屓チームじゃないチームの歴史を学ぶという意味ではこれほど簡単に概要をつかめる本はないんじゃないかなと思います。