2019-06-09 【本】独白 サッカー 本 独白 /ジ-・ビ-/レイモン・ドメネク posted with カエレバ 楽天市場 7net レイモン・ドメネクさんはサッカー・フランス代表の監督を2004年から2010年まで務めた方です。 その間に行われた主要な国際大会では2006年のW杯準優勝(ジダンが頭突きをして退場になったことで有名な大会です)から2008年の欧州選手権でのグループリーグ敗退、さらには2010年のW杯では大会期間中にも関わらず選手たちが練習をボイコットするといった事件もあっていわば天国と地獄を味わった監督という印象です。 もちろん本人目線でのお話なので、選手側にも言い分はあると思いますがジダンが引退した後のフランス代表というのが本当にひどいグループの集まりだったということが嫌という程伝わってきてしまう生々しい証言がドメネクさんの日記から伝わってきます。 本の帯にはいわゆる「戦犯」とされる選手に強烈な紹介文が付けられています。 アーセナルやレアル・マドリード、チェルシーでプレイしたアネルカには「フランス代表を崩壊させた首謀者」、バイエルンのエース・リベリには「左サイドに固執する病的な自惚れ屋」、アーセナル・バルセロナでプレイしたアンリには「選手・監督からも信頼を失った元ストライカー」、マンUのエブラには「練習ボイコットを先導したキャプテン」・・・・。 他にも本の中ではナスリやベンゼマなど様々な名選手たちに対する批判が繰り広げられています。 皮肉にも、と言いますがこの本に登場している選手の多くが引退あるいは代表に呼ばれなくなった頃にフランスがW杯で優勝したことを考えると色々考えさせられるものがあります。