2019-10-16 【本】メスト・エジル自伝 サッカー 本 メスト・エジル自伝 /東洋館出版社/メスト・エジル posted with カエレバ 楽天市場 7net ドイツ代表の司令塔・エジル選手の自伝。 エジル選手のご家族はトルコからの移民で、ご本人もドイツの代表選手となるかトルコの代表選手となるか10代で選択することになります。 結果としてドイツ代表となったエジル選手ですが、その後も様々な理由でそのバックボーンを槍玉に挙げられて責められてしまいます。 www.soccer-king.jp この自伝を読んで、サッカー選手が本来背負わなくてもいいものを背負いながら生きているということとそれを抜きにしてもエジル選手はとても繊細で傷つきやすい人間だという風に感じました。 それでいて、おかしいことにはおかしいと言い、チームのためになるようなものであれば仲間を批判することも辞さないという芯もあるということで、いろんなところで敵を作りやすい性格なのかもしれません。 色んな理由があるにせよ、所属チームを移籍する時にどれも移籍元に対しては円満な移籍ではないというところがそれを物語っています。 レアル・マドリードを離れる時のエピソードの真相もなんだかやりきれないものを感じました。 自伝なんですけど、かつてのチームメイトであるセルヒオ・ラモスやサミ・ケディラがエジルにメッセージを寄せています。 内容も愛に溢れていて理解しあえれば深い仲になれる人なんだと思います。 もしかして今アーセナルで試合に出れていないのも、どこかで認識の相違があるのかもとか勝手に想像してしまいました。