2020-05-24 【本】1998年の宇多田ヒカル 本 音楽 1998年の宇多田ヒカル /新潮社/宇野維正 posted with カエレバ 楽天市場 7net 1998年に脚光を浴びた宇多田ヒカル・椎名林檎・aiko・浜崎あゆみについて、今なお走り続けている歌姫たちの軌跡と様々な意味での「関係性」を紐解く本。 1998年はCDが最も売れた年ということで、それこそ宇多田ヒカルの1stは今でも日本で一番売れたし、これからもそうあり続けるんだろうなというくらい今では考えられないぐらいのCD全盛時代ですよね。 当時自分は中学1年生で、よく深夜に放送していたCDTVを観ていた記憶があります。 前述した通り、その時代にデビューした4人の歌姫が生きた時代がどんな時代だったのかを改めて分析した上で、それぞれの歩みを振り返っていくというしっかりした内容でした。 ネットでタイトルを観ただけで「宇多田ヒカルにだけフォーカスした本」だと思った人も読むのをやめないで欲しいと思います。 個人的なファン度はまさに登場する順番通りというか、宇多田ヒカルに関しては全アルバムチェックしていて、椎名林檎についてはボチボチチェックしてる程度、aikoに関してはフルで1曲聴いたことあるかな?ぐらいの感じ、浜崎あゆみに関しては先頃の動向も含めて圧倒的無関心といったところだったんですが、まさに「aikoを過小評価している」人の典型でした。私。 そういった意味でaikoの章で出てくるエピソードはどれも新鮮で、この本が出版された当時は解禁されていなかったサブスクでaikoの曲をチェックしたくなりました。 宇多田ヒカルや椎名林檎とは異なる音楽業界にいるみたいな話も著者の方独特の観点でとても面白かった。 あと浜崎あゆみの宇多田ヒカルカバーの話、手が伸びにくいタイトルの本かもしれないけど、浜崎あゆみファンの人にも是非読んで欲しい内容です。