2019-10-27 【本】プロレスが死んだ日。 ヒクソン・グレイシーVS髙田延彦20年目の真実 本 プロレスが死んだ日。 ヒクソン・グレイシーVS〓田延彦20年目の真実 /集英社インタ-ナショナル/近藤隆夫 posted with カエレバ 楽天市場 7net 「有田と週刊プロレスと」というamazonプライムの番組で多少聞きかじったいわゆる「髙田vsヒクソン」の話ですが、熱狂的なプロレスファンである有田さんがプロレス側、つまり髙田側のストーリーを丁寧に説明してくれたのに対して、この本ではどちらかといえばヒクソン側のストーリーについてスポーツジャーナリストである著者が実際にヒクソンに取材した内容が多めに含まれていた、という印象です。 www.amazon.co.jp なので、髙田戦に至るまでについてはそれなりの筋書きを知りつつ読んでいましたが、どこかベールに包まれていた「ヒクソン側が何を思っていたのか」についてはとても興味深く読ませてもらいました。 そして、戦いを経たのちの髙田とヒクソンについても触れられていて、とりわけヒクソンに対しては著者の方の尊敬と愛情の念が伝わる内容で良かったです。 プロレスが死んだ日、というタイトルではあるんですが特別プロレスをバカにするでもなく、むしろ愛ゆえにこのタイトルになっているので、プロレスファンの人もこの歴史的な分岐点について知っておいて損はないかと思います。