【本】夏フェス革命 音楽が変わる、社会が変わる

夏フェス革命 音楽が変わる、社会が変わる /ｂｌｕｅｐｒｉｎｔ/レジ-

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夏フェスというイベントの誕生と経年に伴う変化についてさまざまな視点と関連要素を紐づけて丁寧に分析している本。

著者の方はめちゃくちゃ取材がきめ細かくて、すごく手間暇がかかっているんですが、それを感じさせない読みやすい構成と文章になっています。

お金を払って読む価値のある内容だと思いました。

作中に出てくる著者の方が実際に行った夏フェスのドラゴンアッシュ、映像をテレビで観たことありますがたしかに今の夏フェスとは雰囲気がかなり違うよなぁ、と。

 

自分が行った夏フェスは2010年のサマーソニックだけなんですけど、ちょうど現在主流ともいえるSNSの普及がぼちぼち始まってきたかなというぐらいの時期だったかな。

その頃でもすでに音楽だけじゃなくて、お笑いだったりいろんなエンターテイメントを楽しめるようなお祭りになっていました。

そこにまとわるいろんな背景を改めて言語化するとものすごくしっくりくるというか、音楽やライブのあり方、ある意味では生存政略のようなものが可視化されてなんとも言えないセンチな気持ちにもなりました。