2019-11-19 【本】ペドロ・マルティネス自伝 本 野球 ペドロ・マルティネス自伝 /東洋館出版社/ペドロ・マルティネス posted with カエレバ 楽天市場 7net 「MLB史上、最強にして最凶」というコピーがつくだけあって、そのクレイジーなまでの負けん気で努力を積み重ねて着実に名投手に近づいていく一方で、自分が出した成果に対して、十分に認められていないと誰に対しても感情そのままに不満をぶつけるという実直すぎる性格も褒められたものではないけれど、否定はできなくて好感が持てました。 ペドロ投手の野球に対する真摯な姿勢に対して、同じようにペドロ投手に対して向き合ってくれる人には全幅の信頼を寄せてくれるんですが、少しでも気に入らないことがあると好戦的になるというある意味自分にも他人にも厳しい人なのかな、と。 だから自伝の中で何度も怒ってるんですけど、ちゃんと理由があって怒っているので嫌悪感はないというか。 おこがましくも同調できる内容もたくさんあって。 下積みの時代から栄光の時期、そして父との死別と自身の引退までたっぷりと語ってくれていますが、やっぱり日本人としては松井秀喜選手がワールドシリーズMVPになった時の対戦についてももう少し語ってほしかったな。 まあ、敗戦の記憶だし日本人だからこそのわがままかもしれませんが。 でも松井の名前もちょろっと。