女性のアナウンサーの方のビジネス書というのは珍しい気がします。
表舞台では時にテレビタレントのような立ち振る舞いも求められつつそれでいて会社員でもある特殊な立ち位置であるがゆえの苦労だったり抱える葛藤の話がとても興味深かったです。
仕事を通じて関わるアスリート・タレント・身近な人の方の考え方や姿勢に感銘を受けて素直に自分を発奮させるエネルギーにできるバイタリ
ティーは人間として見習いたいと思います。
あと学生時代に人と話すことが苦手だったというのは意外な感じがしました。
その気になれば人間変われるってことなんでしょうな。
今ではある程度女性アナウンサーが(番組の構成上)タレントのように扱われたりグラビアに出るということはそこまで奇異に思われるような時代ではないけれど当時の週刊誌やらゴシップやらの取り上げ方のせいでしなくてもいい苦労をしてるのに仕事に忙殺されて大変だったんだろうなと勝手に想像しました。
女性アナウンサーになりたい人だけに向けた本ではないけど、女性アナウンサーになりたいと思ってる人は一読の価値がある本です。