今でもストーカー被害に対する法整備は十分と言えませんが昔はさらにひどくその中で遥さんがどのように戦ったかが詳細に書かれています。
実体験だけではなく、実際にストーカー被害によって命を落とした事件や事件に関する本、ストーカー心理に関する本なども要所で引用してあって言い方に語弊がありますがかなり読ませる内容になっていると思います。
印象的だったのは、ストーカー被害にあった女性の恐怖を男性がほとんどの警察側で理解してもらえていないと感じている点です。
本来であれば男性が女性の気持ちを汲み取って行動すべきなのに、と悲しかったです。
あとは、タレントだからストーカー被害にあってもある程度しょうがない、といったような世間の認識もなんだか無責任な気がするなぁ、と改めて。
今現在は
SNS社会なので、芸能人でなくても芸能人と同じように情報収集された結果ストーカー被害に遭う人も出てくるという予想もかなり現実的な問題に思えます。
この本は「被害者を出さない」ことを目的として書かれており、たとえ今ストーカー被害にあっていなくても、ストーカー気質な人の特徴なども書かれているため、男女問わず知識として知っておくべきではないかと思います。
ストーカー被害自体は男性・女性を問わないので。