生乾きと焼餅

どの口が何言うかが肝心

【本】日本代表とMr.Children

 

 

ミスチルのデビューから現在までとJリーグが始まった頃の日本サッカーの隆盛に

類似点というかリンクする部分があるというとても面白い観点で各々の歴史が語られる対談本。

 

個人的にサッカーにも音楽にもそれなりの関心があってただミスチルに関してはそこまで詳しくないという感じだったのでその時代時代における桜井氏の思想だったり発言だったり(「ゴーマニズム宣言」好きだったんだ!とか)がしっかり引用元を明確にしたうえで語られていて読んでいて気持ちよかったです。

「Number文学」とか「六月の勝利の歌を忘れない」とか80年代生まれサッカーファンなら知ってて当然の話があって思わずニヤリとしてしまいました。

 

ただ「本田圭佑というMonster」の章に関してはあんまりミスチルと関連付けさせる必然性を感じさせる要素がなくて内容も本田圭佑批判に終始してる感じが本の今までの流れから逸れてしまったような感じがして残念でした。

そこは個人の好みの範囲かもしれませんが。

 

とはいえむちゃくちゃ丁寧な作りの本だったので80年代生まれのサッカーファン・ミスチルファンはこの本で平成を振り返ってみるのも面白いと思います。