【本】連続殺人犯 - 生乾きと焼餅

殺人事件や強盗・違法薬物使用なんかのニュースを見ると当たり前のように芸能人とか街の人が犯人を蔑む発言をするけど個人的には置かれた環境によっては誰でも犯罪者になると思ってる（この本を読んで少し考え方は変わったけど）のでどちらかといえば「どうしてその事件が起こってしまったのか」というところに目を向けたくなるタイプの人間だったりします。

だからといって「誰でも殺人犯になる可能性があるんだから犯人には優しくしよう」とは微塵も思わないので、裁きはしっかりと受けてもらいたいですが。

連続殺人犯に共通点があるかと言うとあると言えばあるし、ないと言えばないってぐらいのうっすらとしたものは感じました。

あとがきを重松清さんが書いていて、とても良い解説だったのもおすすめポイントです。