2019-11-29 【本】自死 現場から見える日本の風景 本 自死 現場から見える日本の風景 /晶文社/瀬川正仁 posted with カエレバ 楽天市場 7net 自殺という言葉が持つニュアンスだと、自らの意志で自分を殺しているように感じられますが、実際はもっと複合的な要素が絡まって結果的に命を断つことになってしまったという方が実際の状況に近いからだそうです。 なるほど、確かに。そんなわけでこの本。 今までいろんな自死にまつわる本を読んできたけど、この本の着眼点もまたユニークで興味深かったです。 いくつかの章立てで構成されていて、学校と自死、職場と自死、高齢者と自死といったような様々な世代・場所・状況で起き得る自死の背景を実例を交えて丁寧に伝えてくれます。 個人的に衝撃だったのは、「精神医療と自死」。 精神医療はなんとなくのイメージで特に親身に患者さんに寄り添って治療に向き合ってくれるものだと思っていましたが、実際はかなり想像とかけ離れていてショックでした。 本当にいろんな思惑が蠢いているので、気になる方はチェックしてほしいです。 有名人の結婚ラッシュが続いていても、ハラちゃんのことがあってずっと悲しい気持ちだったので、改めて読みました。