後書きを読むとどうやら著者の方の小説風エッセイということで、実話なんですね。
読んでいて改めて悩みというのは誰にも言えないから悩みなんだろうなということと、自分の感情は誰にも理解されないんだろうなということ。
誰にも言えないからこそ苦しいし、理解されないとわかってるからこそ言えないというか。
作中とても気が滅入るような展開もあり、誰にでもお勧めできるという内容ではないかもしれませんが、周りを拒絶していた主人公と時折繋がりが生まれる瞬間がとても救いになったり、後々の展開で心を揺さぶったり、素敵だと思いました。
ちんぽという単語だけで食わず嫌いするのはもったいないです。ちんぽはあなたの周りに確実に存在しているのだから。