野球にそこまで詳しくない自分でも知っているとてつもない守備範囲が魅力の野球選手です。
菊地選手の野球に対する様々な考え方・哲学と、生い立ち・バックグラウンドの話の塩梅がちょうど良くて読みやすかったです。
野球選手としての菊地選手は、「感覚的理論派」とでも言うべきすごく自分なりの考えを持った既存の考えに囚われない人なんだと思いました。
学生時代に自分でト
レーニングを考えたりする時期がある中でそういった手法で野球へ向かい合っている試行錯誤を重ねて向上していった結果があの守備なんだなぁ、と妙に納得できたというか。
これはきっとどんな世界でも誰かの真似をせずに自分なりに模索を続けた果てに自分だけの正解があるというのは真理なんだろうな、と改めて。
菊地選手は野球選手としてだけでなく、人間としても面白い考え方の持ち主なので、野球好きな方なら読んで損しないと思います。