生乾きと焼餅

どの口が何言うかが肝心

【本】誇り ドラガン・ストイコビッチの軌跡

 

読んでる本からしておじさんサッカーファンやんけ、という一冊。

是非ストイコビッチが背負っていたものを知らない人に読んでもらいたいです。

 

昨今では全盛期を過ぎた一流選手がJリーグにやってきてくれていますが、ストイコビッチの場合、様々な因果の末にバリバリ全盛期の時に日本に来ていて最初は監督と合わなかったり、日本人選手の勝利への執着のなさに怒りを覚えたり苦しい時期を過ごすことになります。

その後、ベンゲルというこれまた一流の監督が名古屋に来てくれることになってからチームが変わり、事態が好転しJリーグでダントツNo.1のプレーヤーになってから彼自身も日本や日本人を好きになってくれます。

 

一方で母国である旧ユーゴスラビアの歴史にも翻弄されるサッカー人生を送っていて、改めてサッカーとは、国とは、について色々考えさせられる内容でもありました。

国がどうこう争っていても、友達とは友達のままであるべきだと個人的には思います。