この方も存じ上げなかったのですが、サッカー協会会長の田嶋さんの奥様でもあるんですね。
内容は、メディカルドクターとしての目線と女性としてスポーツの現場に関わる目線、あとはロシアW杯のエピソードなんかを中心に構成されています。
いろんな話があって興味深いんですけど、限られたページ数でたくさんの話題に触れているせいかどこか全体的に薄味な印象です。
土肥さんがどのような方か経歴については教えてくれる章があるんですけど、人柄みたいな部分については触れられている個所が少なかったので、そういう部分がもう少しあればより他の話にも味が出てよかったんじゃないかなと思います。
こういった本自体が珍しいので、人柄みたいな部分以外のことを伝えたいという判断があったのかもしれません。
そんなわけで、身近なスタッフが語る○○選手みたなエピソードは期待せずにこの本を読んだ方がいいと思います。