2020年2月現在、虐待疑惑動画やら
血液クレンジング問題やらで炎上中の
はあちゅうさんが自身の心に書き留めていた名言をエピソード付きで紹介している本です。
この前置きからわかるように作中の言葉を名言としてセレクトしているのが
はあちゅうさんなので、
はあちゅうさんのこと(というか考え方やセンス)が嫌いな人にとっては何の価値もない本だし、
はあちゅうさんに憧れてる人にとっては至言満載のバイブルになる本なのかなと思います。
で、前述のどちらでもない
はあちゅうさんに興味がない人に刺さるような名言かと言われると正直微妙じゃないかなと思います。
自分で名言と思われる言葉をコレクションするのは自由ですけど、出版していろんな人に面白いなとかいい言葉だなとか思われるようなクオリティには達していないのでは・・・という印象です。
個人的な考えですけど、名言って何を言ったかよりも誰が言ったかのほうが大事で、その人がどんな人でどんなことを成し遂げた人でという前提があって初めて心に響くというか。
ここで出てくる名言クリエイターの人たちは具体的な著名人や偉人とかではなく、当然のことながらボヤッとした情報だけが書いてあるだけなので、けっこう読者の想像力が必要になってきます。
はあちゅうさんが「素敵!」と思ったその時のいろんなバックグラウンドが十分に伝わってこない人も結構いるんじゃないかな。
そういったことが理由で、恋の名言についてのざっくりとした感想は「ダサい」、仕事の名言についてのざっくりとした感想は「浅い」です。
良くも悪くも、ですけどね。良く言えばどちらも親しみが持てます。
普通っぽいので心には響かずに忘れてしまいそうなので、キラキラ女子に生まれ変わったらまた読み返したいと思います。